年末年始のソウルで観る舞台 8本 — 春まで続く作品を中心に
冬休みや年末年始に合わせて渡韓するなら。春まで続く大劇場ミュージカルから、言葉に頼らない夜、日本のミュージシャンのソウル公演まで。
はじめに
年末のソウルは期間の短い公演が多いのですが、年をまたいで春まで続く作品も少なくありません。冬休みや年末年始の渡韓に合わせて、12月から3月のあいだに観られる舞台を8本選びました。
前の2本は春まで続く大きなミュージカル、真ん中の3本は言葉より音とからだで見せる舞台、最後の3本は日本のミュージシャンがソウルで行う一夜限りの公演です。
春まで続く大きなミュージカル — アナと雪の女王・二都物語

ディズニー・アニメーション『アナと雪の女王』を舞台にしたミュージカルの韓国初演です。日本では劇団四季が2021年から上演しているので、四季版を観た方なら、どの場面でどの曲が来るかはもう知っているはずです。字幕の案内はない韓国語上演ですが、話の流れはわかっているので、同じ場面を韓国のキャストがどう演じるかを見比べる楽しみがあります。シャルロッテシアターで2027年3月1日まで、蚕室(チャムシル)駅から徒歩5分。2時間15分です。

ディケンズの小説をもとに、フランス革命期の救済と犠牲を描く大劇場ミュージカルです。2014年以来12年ぶりの上演で、台本・舞台・衣装を整え直し、フランク・ワイルドホーンの新曲2曲が加わりました。シドニー・カートン役にはカイ(EXO)、シン・ソンロク、コ・ウンソンが名を連ねています。11月11日から2027年2月8日まで、狎鴎亭(アックジョン)の光林アートセンター BBCHホール。韓国語上演です。
言葉より、音とからだで見せる舞台 — スリープ・ノー・モア・NANTA・クワイア・オブ・マン

イギリスのパンチドランクによるイマーシブの代表作です。『マクベス』を1930年代のノワールに移した物語が、セリフなしに踊りと身ぶり、空間だけで進みます。旧・大韓劇場を7フロアの「マッキタン・ホテル」に改装した会場を、白いマスクをつけて気になる部屋へ自由に入っていく形式です。セリフがないので、韓国語がわからなくても置いていかれる場面はありません。約3時間、満19歳以上で入場時に身分証を確認するため、パスポートを忘れずに。階段の上り下りが多いので、歩きやすい靴で。

サムルノリのリズムに厨房の騒動を重ねたノンバーバル公演です。包丁やまな板が打楽器のように鳴り、長い筋を追うより場面ごとの勢いを楽しむ舞台です。明洞の専用劇場で2027年3月31日まで。乙支路入口(ウルチロイック)駅から徒歩5分、90分なので、買い物や食事の合間にも組み込めます。

「ザ・ジャングル」というパブに集まった9人の男たちが、自ら歌って楽器を弾くライセンスミュージカルの韓国初演です。アデルやクイーン、シーアなど耳になじんだポップ・ロックをアコースティックで歌い直す構成で、歌と演奏が流れを引っ張ります。曲の合間には語り手の朗読とセリフが入る韓国語上演です。休憩なしの100分で、2027年1月3日まで大学路のNOLシアター。
ソウルで聴く、日本のミュージシャン — サニーデイ・サービス・カズミ・タテイシ・トリオ・藤井風

2026年2月に始まった全国ツアーが、年末のソウルへ続く一夜です。12月3日(木)20時、弘大のムシンサガレージ。座席のないスタンディングで150分。前売が終わっても当日券があるので、予定が遅く決まっても間に合います。

『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』『となりのトトロ』の音楽を、ピアノ・トリオのジャズで弾き直す公演です。2011年の初来韓から韓国ツアーを続けてきたトリオのソウル公演は、12月22日(火)19時30分、永登浦アートホールの1回だけです。

アジアツアーのソウル公演です。2025年の英語アルバム《Prema》のあとのツアーで、初期の日本語の曲と英語の曲がどちらも演奏されます。2027年1月9日(土)18時開演(開場16時30分)、高尺(コチョク)スカイドーム。東京ドームを含むツアーの一部なので、日本から遠征する方も多い公演です。
行く前に
期間の長い作品は、販売が何回かに分けて始まることが多いです。行きたい日の回がもう出ているか、先に見ておくと迷わずに済みます。一夜限りの3公演は日にちが決まっているので、旅の予定をそちらに合わせて組むのが早いと思います。日程や料金は変わることがあるため、最後に予約ページで確かめておきましょう。
本記事の対象作品・展示
アナと雪の女王
グローバル巡演シャルロッテシアター · 2026.8 – 2027.3
ミュージカル〈二都物語〉
グローバル巡演光林アートセンター BBCHホール · 2026.11 – 2027.2
スリープ・ノー・モア ソウル
韓国先行マッキタン・ホテル(旧・大韓劇場) · 常設
明洞ナンタ劇場 · 2022.7 – 2027.3
クワイア・オブ・マン
韓国先行NOLシアター大学路(ウリ投資証券ホール) · 2026.9 – 2027.1
ムシンサガレージ · 12.3 (木)
永登浦アートホール · 12.22 (火)
高尺スカイドーム · 2027.1.9 (土)
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